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2010年6月27日日曜日

クリエーター主導からマネジメント主導へ

先週、ワールドビジネスサテライトに、カプコンの辻本会長が出てました。

不況知らずのゲーム業界と言われた時期もありましたが、昨今はどこも厳しいと話を聞きますね。
モノが売れない時代ですから。

カプコンは、8年前から、クリエーター主導からマネジメント主導へのシフトを行い、赤字ソフトの大幅削減をしてきたとのこと。
このへんは、以前、がっちりマンデーでもやっていたんで、知ってましたけど。
8年前というと、たぶん、コナミもマネジメント主導に切り替えた後かな。

辻本会長、こんなことも言っていた。

作れば売れる時代の終焉

「売れるモノをつくらないといけない」
「”売れないモノをつくるな”と言っている」
「ジャッジメントを経営陣が行なう従わなければ辞めてもらう」
「(軸になるチームが)8部門くらいあったがトップの5部門くらいが辞めていった」
「(残った人たちに)全部やらせてみた」
「面白い事にどんどんヒット作が生まれた」
Q.何故ですか
「(抑えつけられていた)下の人たちが新しいモノがつくれるようになった」
「そこからモンスターハンターが生まれた」

あの人やあの人たちのことでしょうか?
個人的には、最終判断、経営陣というのは正しいと思います。
それこそ、現場責任で返されても、困りますから。


今やゲーム市場は海外が8割以上を占めているといいます。

カプコンはその中で5%のシェアを目指す

「(ライバルと)シェア競争をしてお互いに5%のシェアであっても」
「”10年後の5%”は”今の5%”より全体の市場が上がっていれば大きくなる」
「(ゲーム市場は)絶対に上がっていく世界」
「間違いなく(売れる)仕組みをつくっていかなくてはいけない」

この仕組みについては、今、一番問われる部分ですよね。
流通カットのコスト削減なのかもしれないし、無料ゲームがやっているマネタイズが近道七日もしれない。
いずれにせよ、4半世紀以上続いてきたゲーム開発のビジネスモデルの仕組みそのものが、今問われている気がする。