Amazon

2012年5月14日月曜日

総合格闘技バブルの崩壊

FEGの破産請求が認められたそうです。

FEG破産請求認められる~バス・ブーン独占インタビュー第二弾

これで、K-1やDREAMに参加した選手への未払金が支払われるんでしょうけど、資産もないから、一部なんだろうね…。
しかしねぇ、一時は、毎年年末の格闘技イベントが地上波でTV中継されるとか、あれだけ盛り上がったのにね。
格闘技バブルの崩壊を感じます。

実は、昨日、前田日明デビュー35周年記念DVD-BOXを観ていて、旧UWFの話の際に、前田さんが、今のプロ総合格闘技の選手に足りないことは、「プロ意識」と言ってました。
例として、日本でグラウンドが強い選手とブラジルでグラウンドが強い選手でマッチメークしたら、日本の選手が何をやったかというと、キックボクシングをやって、まったく噛み合わず、判定で勝利して、日本選手がガッツポーズして、作戦勝ちですと言っていたことを例にあげていた。
個人的には、プロ選手だから、勝利のこだわるのは当たり前だし、試合数の少ない総合格闘技の選手だったら、1勝の重さは十分わかりますよね。
しかし、前田さんが指摘するのは、観客論。
つまり、その試合にお客さんは何を求めているかということ。
UWF時代には、実は、ファンの間では、観客不要論というのもありました。
これは、観客にアピールなんてしなくていいから、真剣勝負をしてくれみたいな感じ。
でも、観客不要なファイトをしたら、確かに、ブームなんて起きなかったですよね。
また、UWFが盛り上がって、プロレスが衰退した理由に、UWFがプロレスファンをUWFのファンにして、教育したとも言ってました。
でも、その絶対数は大して変化しないファンが、U系から総合に移って、そして、総合が衰退したら、総合のファンはどこに行ったんだ?