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2010年3月13日土曜日

タカラトミー富山幹太郎氏

先日、カンブリア宮殿にタカラトミーの社長の富山幹太郎氏が出ておりました。

一番印象に残ったのが
「できるだけ多くの子供たちに受け入れられた”おもちゃ”が理想のおもちゃ」
つまり、理想の商品は顧客が決めるということです。
「社内で”良いおもちゃと売れるおもちゃとどっちがいい?”と聞いた
いくらしっかりデザインして作っても1万個しか売れません
でもカードのペラペラしたモノが3億枚売れる
昔の開発部は“こんなの大したことない”と言うができるだけ多くの子供たちに受け入れられた”おもちゃ”が理想のおもちゃ」よくいいものを作れと言う」
だそうです。

一時期、ゲーム業界でも、合言葉のように、「いいもの作りましょう」とか言われた。
いいゲームってなんだよ?といつも思ってた。
昔、マジカル封神というゲームを一緒に作ったプログラマが言ってた。
「いいもの作れっていうけど、いいもの作ったって売れなきゃしょうがないから、売れるもの作らなきゃダメだよね」と。
まったくその通りである。
まぁ、コンシューマゲームは開発スパンが長いので、完成して発売したときに、お客のニーズにあったものを出せるというのは、とても難しい注文なんですけどね…。

番組内で、トミカに夢中な子を紹介していて、その子の家のWiiはホコリをかぶってた(笑)
トミカには、トミカブックという本があり、そこに実際の車の情報が入っているんだとか。
おもちゃに+される情報こそが富山最大の戦略で、
「モノとしてのトミカを出すだけでなく雑誌やDVDを通して情報を出す」
「デジタルの遊びに慣れている子共たちは情報満載の遊びに慣れている。普通のおもちゃにも情報価値をね付けて行くことが避けて通れない事じゃないかと思ってますね」
だそうです。